中には知り合いが闇金の被害に遭ってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は闇金はインターネッ上の一般サイトにも紛れ込んでいて、自分が闇金で借りる意思がなかったとしても、知らず知らずに手を出してしまうケースもあります。ニュースでも報道されていますが、最近では利用者を引っかけるような闇金のサイトも存在するのです。
そこで、今回は闇金サイトの見分ける方法についてご説明します。
必要情報を掲載しているかで判断
貸金業者が広告を出すには、次の事柄を必ず掲載しなければなりません。
- 商号
- 貸金業登録番号
- 貸付金利
- 返済方式
- 返済期間
- 返済回数
- ホームページURL
- メールアドレスもしくは電話番号
以上を掲載する必要があります。これらの情報が抜けているという場合には、闇金になります。
携帯電話番号にご注意
さらに上記が記載されているだけでなく、電話、貸金業登録番号の確認も必要です。
電話番号として記載して良いのは、固定電話かフリーコールのみです。携帯電話の番号が載っていたら闇金ということになります。
貸金業登録番号の確認
国や都道府県に貸金業登録をした場合には、貸金業登録番号というものが付与されることになります。
こちらの登録番号は、金融庁で確認できます。金融庁のホームページを見てみると、貸金業登録番号を検索することが出来るページがありますので、そちらで番号を入力して、実際に存在している貸金業者であるかどうか確認してください。検索にかからない場合は闇金ということになります。
巧妙な手口にご注意
勝手に他社の貸金業登録番号を使用している闇金も存在しますのでご注意ください。闇金を掲載するメディアはそこまで厳重に審査しない為、金融庁などから指摘されるまで気づかずに掲載しているのです。
この場合には、電話番号も合わせてチェックをしてみると良いでしょう。ホームページでは貸金業登録番号だけではなく、電話番号も検索をすることができます。
他にも所在地や代表者名、行政処分なども確認できますので怪しいなと思ったら融資を申し込む前にチェックしてください。
甘い勧誘文句に気を付けて
さらに、闇金サイトは甘い勧誘文句を掲載しているケースが多いです。
闇金の特徴
- どなたでも必ず融資が可能です
- 他社で断られた方でも断りません
- ブラックの方、他社で借り入れがある方でも大丈夫
- あなただけ特別に融資させていただきます
- 驚きの低金利
以上のような文句で募集していたら注意してください。そもそもこういった宣伝文句に関しては、法律違反、条例違反となりますので、まともな貸金業者であればこういった広告を出すことが出来ません。
しかし、利用者としては、こういった謳い文句は魅力的に映ってしまいがちです。闇金は、平気で嘘の広告を載せることが多いですので、決して騙されないように心がける必要があるといえるでしょう。
正規の貸金業者の特徴
- 最短1時間
- 即日融資
- スピード審査
正規の貸金業者では以上のような宣伝文句が多い傾向があります。
つまり、融資スピードをアピールしますが、審査の甘さはアピールしないのです。正規の貸金業者でもより多くの方に貸付したい現状がありますが、利用者に下手に見られないように審査につてはアピールしない傾向があります。
ただし、スピードについては多少オーバーに言っている部分がありますのでご注意ください。必ず在籍確認がありますので、即日融資ができない場合が多くなっています。
融資を匂わせるサイトにもご注意ください
最近では、即日振込、何でもご相談といった、あえて融資や審査といった文言を使わない闇金サイトも存在します。そのようなサイトは生活困窮者を助けるNPOや何でも屋といった形で相談を受けますが実際は闇金の場合があります。
このように、あらゆる手口で利用者を騙そうとするのが闇金ですので気をつけるようにしましょう。