携帯電話の支払いが遅れるとどうなるの?

携帯電話の支払いが遅れると、最悪の場合利用できなくなるだけでは済まないことになっています。その為どのような影響やリスクがあるのか説明したいと思います。

何日支払いが遅れると携帯は止まるのか

撮影ができない?

まずはいつから通話などができなくなるのかについて説明したいと思います。若い時にルーズな友達に電話するけど繋がらないから心配したら、後で携帯を止められていたという経験がある方も多いと思います。そのような方は携帯代の支払いを忘れていたり、支払う代金が無かったりしますが、それはどのような仕組みとなっているのでしょうか。
利用停止になるまでの流れは携帯会社のよって違いがあります。

ドコモの場合

引き落としができなかった翌日に、翌月の15日再度引き落としがあるとメールで案内が来ます。その時に引き落としができなかった場合は振込用紙が自宅へ届き、期限内に支払わなければ利用停止となります。利用停止までの期間は滞納から1か月です。

auの場合

支払日から10日後くらいに振込用紙が届きます。期日内に支払いできなければ利用停止です。期間はドコモより短く15日です。

ソフトバンクの場合

支払日から1週間後に振込用紙が届き、期限内に支払いできなければ停止となります。期間は約2週間です。

利息が発生する

携帯料金を滞納してしまうと、延滞金が発生することになります。延滞金は、引き落とし日の翌日から支払いをした日まで発生し、利息は年利約14.5%です。
また、割賦の機種代金に対し年利で約6%発生します。さらに、請求書発行手数料や払込処理手数料も掛かります。

支払いを忘れないようにする方法

毎回コンビニなどでの現金払いにしていると、支払期限をうっかり忘れることがあるかもしれません。
そこで、口座振替か、クレジットカード払いにすると良いでしょう。そうなると、毎月決められた日に引き落としされますので、銀行口座の残高をきちんとしておけば滞納に繋がることもありません。

携帯が止まってもネットは利用できる

利用停止になっても、Wi-Fiがある所ではインターネットは使用できます。その為、LINEはできるので通話することも可能です。
しかし、このままで問題ないやと代金を支払わなければ様々な影響が出てきます。

強制解約になってしまう

滞納するリスク

催促状が来た時点ですぐに支払うことが大切なのですが、滞納した状態のままにすると今度は強制解約という措置が取られてしまいます。

強制解約になるまで

催促された期日内に支払いできなければ、強制解約の通知書が送られてきます。その通知書に強制解約の日時が設定されていますので、その日までに支払わなければ解約となります。その際の支払い金額は、滞納分全額です。

強制解約までの期間について

強制解約の時期は過去の滞納歴などを参考にして判断されていると言われており、平均2~3か月です。

強制解約になるデメリットについて

解約後に回線の復活はできません。
また、その携帯電話会社のみに留まらず、他の携帯電話会社でも新規契約ができなってしまう恐れもあります。
それは滞納者の個人情報が、電気通信事業協会(TCA)の情報に載る為、他社でも携帯ブラックだと分かってしまうからです。

金融の信用情報にも傷が付く

最近のスマートフォンは10万円を超えるものもありますので、割賦で支払われる方も多くなっています。割賦というのはローンを組んでいるのと同じだと考えられますので、滞納すると信用情報に傷が付くとも言われております。そうなると、ローンやクレジットカードの審査にマイナス影響が出てきます。

滞納した料金はどうなのか

財産差し押さえ

携帯電話が利用できなくなって重大なペナルティーを受けたからと言っても、使用した代金は必ず支払わなければなりません。特に各携帯会社は日本を代表する大企業のため、逃げ切ることはできません。債権回収業者へ債権が渡り、厳しい取り立てが行われます。
それでも支払わなければ裁判となり、財産を差し押さえされる結果となります。

たった1か月1万円くらいの携帯代ですが、このように滞納を続けてしてしまうと影響大です。その為、バイトしたり、親に借りたりして必ず支払うようにしましょう。