クレジットカード現金化と融資が違う点

クレジットカード現金化は貸金業ではない

古物商

クレジットカード現金化は単なる買取業者です。
その為必要な資格は金券ショップやリサイクル業者と同じく、古物商の免許となります。
また、キャッシュバック方式を行っている業者では単なる通信販売業者ですので、無資格で今のところ営業することができます。

出資ができるか

この点で融資を行う貸金業者とクレジットカード現金化業者の違いは、顧客に出資できるかという点になります。
もちろん出資を行うには貸金業の免許が必要となりますので、クレジットカード現金化業者が出資することはできません。

利息が取れるか

この点も利息を取ることができません。あくまで買取業者ですので、買取商品の差額分で利益を得て商売する業者です。
例えばクレジットカードを担保に融資する業者があれば、それは違法となります。

クレジットカード現金化が違法と言われる理由

クレジットカード現金化業者の中には、キャッシュバック方式と言われる手法を用いる業者が多くなっています。全く価値のない商品を購入させ現金キャッシュバックという形で、顧客に送金します。この点が、問題となっておりますので、業者側は本当にその値打ちがある家電製品やブランド品で売買が成立したような仕組みを開発しています。

また、一般的には価値のないパワーストーンでも、その中にパワーがあるなどと言って価値のあるものとして販売しています。実際にはものに値打ちを決めるのは業者側ですので、違法性もなくなるのです。

または、本当に金券を使い売買する業者も存在しますので、クレジットカード現金化は何十年も続きている商売です。

融資では無いから出る危険性

金融商品取引法

まずは融資では無いので無審査で借入できるメリットがありますが、デメリットも実はあるのです。

法整備がされていない

先ほどお話ししたように、クレジットカード現金化は無免許、もしくは古物商の免許で営業ができてしまいます。

もしも融資を行う業者であれば貸金業の免許が必要となり、この免許は多額の資金が必要となります。その為、豊富な資金力がまず必要となります。
また、金融庁などが随時指導を行っていますので、昔の様に高金利の融資や取り立てができないようになっているのです。この点はクレジットカード現金化を利用する方には、大変デメリットがあります。それは何の資格もない人間から、サービスを受ける行為となりますので危険は大いにあると言えます。

古物の免許はだれでも取れる

また古物商の免許は試験もなく、2万円支払いすれば簡単に取れるものですので、ほとんど無資格と言っても良いでしょう。
何の商売でも資格を取る為に、勉強や修行をします。
医師免許や弁護士資格、宅建や行政書士のそう簡単には取れません。それに比べて、古物にはちゃんとした試験はありません。
ユーキャン等の通信教育でも古物の免許はプログラムにありません。運転免許証よりも簡単に取れてしまうからです。

このようにクレジットカード現金化はほとんど素人でも商売ができてしますので、双方に悪気がなかったとしてもトラブルが起きてしまう商売なのです。

その点を理解してクレジットカード現金化に臨みましょう。