質屋でお金を借りられるの?利息はどのくらい?

お金を借りる方法はいくつかありますが、質屋でもできることは今の10~30代くらいの多く方には知られていないようです。何か怖いイメージがあり抵抗がある方も多いそうですが、実は無審査ですので消費者金融よりも手軽なサービスです。そこで今回はクレジットカード現金化ではない無審査の現金調達方法『質屋』について説明したいと思います。

質屋とは何か

質屋とは、自分が持っている品物を預けて、代わりにお金を貸してもらえるお店のことです。返済期限が設けられ、期限までに元金と利息を返すことができれば、預けた品物を返してもらえます。しかし返済ができなければ、預けた品物は質流れと言われることになり、所有権は質屋に移り販売されてしまうのです。
この質屋で行っているサービスを質預かりと言います。

質屋を利用する目的は様々

電車賃もない

  • 給料日までまだ日にちがあってお金が足りない
  • 冠婚葬祭費で急に出費が必要になった
  • 事業のために資金が必要
  • 財布を落として帰れない

等、お金が必要な時に様々な人が質屋を利用しています。

年齢制限について

どなたでも利用できる質屋ですが、年齢制限はあります。18歳以上の方で高校生は利用できません。ご利用の際に身分証明書の提出が必要で、年齢確認が行われます。

物によって融資金額が変わる

鑑定

融資金額は持ち込んだ品物の価値を鑑定してもらい、商品の査定額以下の融資を受けることができます。
例えばロレックスの腕時計の査定額が10万円の場合、10万円が借入限度額となります。

質屋で利用できる商品

質屋には貴金属やブランド品などが質入れされています。
例えば腕時計ならロレックス時計、バッグならルイヴィトンやエルメス、シャネルといった一流ブランドのバッグなどで、品物によって融資金額は変わってきます。一般的なところでは、金額は10万円以内の融資が多いと言われています。他にも、カメラやパソコン等も質入れされたりしています。

返済方法について

質屋へ返済

返済を行う場合は、期限までに借入額と利息を合わせた金額を質屋に持って行きます。

金利はどのくらい?

では気になる利息について説明したいと思います。
利息は年利ではなく月利で表示されています。金利は1.25%~10%くらいが多いといわれていますが、これは金利が4%でも年利計算すると48%となってしまって、半分くらいになります。例えば10万円を借入すると、1年後には5万円も利息が発生してしまいます。
質屋の月金利は、年金利に計算し直すとかなり高金利になのです。この点は、銀行や消費者金融などで借入を行う場合には、年金利で表示されている部分と大きく違う点です。

金利は買い入れ金額によって変わる

質屋によって変動しますが、ほとんどのところが借入金額が多くなると金利は低くなります。この点は金融会社や、クレジットカード現金化業者と似た部分です。
特に月利計算ですので、クレジットカード現金化と比較したらどちらがお得なのかは明確です。3か月も借入するとあまり違いがなくなりますが、クレジットカード現金化の様に1か月で返済するのであればもちろん質屋ですので、利用できる方はお勧めです。

返済期間についての注意点

質草の預かり期間は3カ月と設定されているお店がほとんどです。
この点は必ず期限内に返済しなければ大切な品物を奪われてしまいますので当たり前ですが、注意点としてたった1日借りたとしても1ヶ月分の金利となるのです。金融会社の利息は日割り計算なのに、質屋は月単位で利息が掛かる点は割に合わないと思う方もいるのではないでしょうか。数日したら返済できる方は、銀行や消費者金融の即日融資の商品を検討した方が良いでしょう。

質屋が高金利でも違法ではない理由

昭和の建物

キャッシングは出資法で年利の上限が20%とされていますが、質屋の場合は質屋営業法で年利109.5%と非常に高い設定となっています。
ただし質屋でお金を借り時には質流れが3ヵ月と、基本的には短期間での利用が前提とされているので、年利では考えられてない理由があるのです。この質屋営業法は昭和20年代に作られてそのまま引き継がれている法律なのです。